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およそ殴り書き

けものだもの

人間は獣であるか?
人間は獣ではない。人間を人間たらしめている知能は他の生物の追随を許さない、特有のものだ。これを持つ限り人間は獣ではない。

人間は獣である。いくら取り繕っても本質は獣である。食う寝る自己保存の囚人として人生は送られる。

どちらも間違ったことは言っておらず、またおそらく殆どの人間はどちらの意見も同時に持っているだろう。自らのしんじょうによって使い分けているだけである。
では、あなたは獣か?と問われたらどうだろうか。人間全般と1個体の違いであるが、解答が変わる人間も少なくないだろう。

人間は他の生物と同じ、生命体に過ぎない。よって人間だからと獣の本能を無視して特別視するなというもの正解だし、知能の差は確かに存在するのだからそれを人間らしさとする以上ノブレスオブリージュによって獣ではなく人間の責任を果たすというのも正解だ。

どちらの意見も良いが、一つ忘れてはならないことはあなたは人間だから特別なのではなくあなただから特別なのである。ちなみにわたしは人間は獣である人間と獣でない人間の2種類いると考えている。ここに差別はなく役割が違うだけであるが、安易に人間を二分する考えは危険なので外には出さないようにしている。